ムラングシャンティ（2012年生、母コリンズグラス）

ムラングシャンティ（2012年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ケーキの種類」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したコリンズグラスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三宅勝俊によって189万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月15日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴィクタープライムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のグレイスフルアートをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月22日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

6月19日、中8週で迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた9戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2017年）

3月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、タツデンコーセッカに交わされて2馬身差の2着となった。

4月20日、連闘で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノーザンエンブレムに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月5日、中1週で迎えた13戦目は、恋路が浜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、スリーバゴに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のハルカナルブルーを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた16戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、渡部秀幸と仲間達イン名古屋（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、夏の中京競馬!熱く開催中（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた20戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、渡辺彩夢特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、旅うまチャレンジ来てね特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、梅ちゃん修作爆勝特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。