ウエスタンビジョン（2004年生、母トップウィッシュ）

ウエスタンビジョン（2004年4月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋展望」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時7歳）と交配したトップウィッシュが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、地方22戦14勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十二十三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北西牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

庄子連兵厩舎（大井）へ入厩。

4歳（2008年）

1月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフレンチバルザックを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグッドエグザンプルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハシルヨウジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアオイラッキーボスに6馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月31日、中5週で迎えた7戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイマリデュラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2009年）

11月3日、約12か月半の休養明けで迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3九（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマサノレジェントに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月1日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイファーマリアンに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6歳（2010年）

6月1日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月26日、中7週で迎えた11戦目は、一般C3八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったエスポワールスターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七 C3七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のポナハロに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

8月31日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフェミニンブロンドに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月8日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のグラッパに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラッパに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（6戦6勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のライララリーに1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（7戦7勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハニーゴーオンを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月28日、中3週で迎えた18戦目は、忘年特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（8戦8勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアオイライコウを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7歳（2011年）

2月4日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（9戦8勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバーナスコーニを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

3月10日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（10戦9勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイバランスに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月20日、中5週で迎えた21戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（11戦10勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（12戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。