マリークラレット（2005年生、母タイトルタイム）

マリークラレット（2005年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「結婚する＋クラレット色（濃い赤紫色）」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時17歳）と交配したタイトルタイムが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C3三。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月15日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3歳（2008年）

1月27日、中5週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅梅賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた4戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月12日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月23日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月8日、中2週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D7四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、アキノレンダに3/4馬身交わされて2着となった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたランドジーニアス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドマグナムに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスタイリッシュアイをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はジャストインタイムと並んで6着同着となった。

7月16日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月2日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月24日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた18戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のショウスルーに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2010年）

1月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のバビッシュを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

5月6日、中1週で迎えた27戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。