プレストマーヴェル（2021年生、母ローザルージュ）

プレストマーヴェル（2021年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「早く(伊)+驚くべきこと」。毛色は青鹿毛。種牡馬のポアゾンブラック（当時12歳）と交配したローザルージュが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は富塚ファーム。2023年のスピネル特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

5月31日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデュバルストリートを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

6月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのスピネル特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのフルールカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳M1のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3歳（2024年）

1月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（姫路ダート1400m 雨/良）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の兵庫ユースカップ（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 小雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、おまたせしました!宅間友哉生誕杯☆★（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヒートに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦の加賀友禅賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリケアマロンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月10日、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず18着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、嵜本くん夏現場おつかれSummer杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノチャチャを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月1日、中2週で迎えた14戦目は、10月20日は金沢農業まつり賞特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のデルマスソバライに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のMRO金賞（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた16戦目は、桂川家・松岡家結婚記念レース（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったスカイトライアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、能登半島地震復興応援杯（93）（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。