マッサビエル（2012年生、母メジロルルド）

マッサビエル（2012年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ルルドの泉にある洞窟名。馬もファンにも天使が舞い降りるよう願って」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したメジロルルドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（株）レイクヴィラファーム。戦績は、中央平地7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の芦ノ湖特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、キャロットクラブによって1,260万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタマモボレロを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

2月28日、中8週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したフォワードカフェにクビ差届かず2着となった。

4月25日、中7週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るミコラソンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月21日、中7週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤカーリンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2016年）

3月27日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。