ミッドナイトボイス（1995年生、母ディスクジョッキー）

ミッドナイトボイス（1995年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時15歳）と交配したディスクジョッキーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

2月7日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したインディペンデンスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカナハラオラクルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のエトワール賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアプリコットデューをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（1999年）

2月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3月13日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンフレアをクビ差振り切って3勝目を収める

11月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（2000年）

2月20日、中9週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（10戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたプロトン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月3日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部幸雄騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のヒダカビギンに3馬身半の差をつけて優勝

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部幸雄騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の織姫賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の安達太良特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の袖ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（13戦3勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたバプティスタ決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月29日、中7週で迎えた21戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったダイワバウンドリーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（14戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルボクサーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

12月23日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。