サマーニース（2000年生、母ツールドフランス）

サマーニース（2000年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夏＋地名（フランス）」。毛色は鹿毛。種牡馬のビコーペガサス（当時9歳）と交配したツールドフランスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3歳（2003年）

3月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ジャズカーニバルに交わされて3馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

9月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダンシングビーナスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2004年）

4月17日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スイレン特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピートレンディに3馬身の差をつけて2勝目を収める

8月6日、中3週で迎えた15戦目は、夏休み特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピージョイフルからクビ差の2着に甘んじた。

8月20日、中1週で迎えた16戦目は、ダリア特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のライトシーザーをクビ差制して制した。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、中央条件交流十五夜特別（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（2005年）

5月16日、約8か月半の休み明けで迎えた18戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。