エンシェントアイル（2018年生、母エンシェントヒル）

エンシェントアイル（2018年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+父名の一部。古代の島」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したエンシェントヒルが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年のアメトリン2200(一般C2)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月4日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は542kg。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったトーセンダニエルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月9日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた4戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2022年）

1月12日、中8週で迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

2月16日、中4週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた6戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

3月24日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、アメトリン2200（船橋ダート2200m 晴/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のディープステイトに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、中5週で迎えた8戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、サツキツツジ特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、八犬伝2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

7月22日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた11戦目は、スターマイン2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

8月24日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、Funabashi Jockeys Festival 2022（6th）（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた13戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ペルセポネー賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた15戦目は、宝石色のイルミネーション☆よみうりランド（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた16戦目は、犬吠埼賞（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（2023年）

1月4日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。