サンレーン（2010年生、母プリムローズレーン）

サンレーン（2010年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「英国ニュマーケットの路地名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のOasis Dream（当時10歳）と交配したプリムローズレーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地35戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の越後ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月17日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月21日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオーネットサクセスに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に49kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦1勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のタイザンホクトに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

10月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた8戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったハーロンベイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.バルザローナ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4歳（2014年）

5月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた12戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のシンワウォッカに4馬身の差をつけて優勝

10月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

5歳（2015年）

5月9日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

6月14日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったプロトコルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフミノファルコン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月26日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のキーブランドに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月26日、中8週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、サクラエールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月24日、中3週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた26戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6歳（2016年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

5月29日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月6日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウィッシュハピネスに2馬身の差をつけて制した。

10月10日、中8週で迎えた33戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた34戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

11月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。