トーセンキャロル（2019年生、母トーセンビレッタ）

Tosen Carol

2019.03.07

トーセンキャロル（2019年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のヴァンキッシュラン（当時6歳）と交配したトーセンビレッタが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社 エスティファーム。2022年のOROオータムティアラ(牝M1)に勝利した他、2022年のOROオータムティアラ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月29日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスクリーンショットを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月24日、中4週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月11日、中6週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2022年）

2月5日、中7週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた6戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のモンバイトに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の鶯特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファルコンソードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したアイウォールを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた10戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、湘南ひらつか七夕まつり記念杯（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

8月7日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルルットゥに約10馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月18日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定3歳M1のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアップテンペストを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月18日、中3週で迎えた13戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定オープンのORO（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

デビュー前

佐藤浩一厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中5週で迎えた15戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

4歳（2023年）

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた17戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、M2の早池峰スーパースプリント（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた19戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、M2の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナレイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月15日、中5週で迎えた20戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキラットダイヤに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中5週で迎えた22戦目は、M2の絆カップ（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったキラットダイヤに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月16日、中9週で迎えた23戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、船橋ケイバウマ娘コラボ記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた24戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた25戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた26戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。