マルルットゥ（2019年生、母ディオーサ）

マルルットゥ（2019年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンライバルド（当時13歳）と交配したディオーサが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンシャイン牧場。2022年のあやめ賞(牝M2)に勝利した他、2022年のあやめ賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤雅彦厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2021年）

5月23日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は450kg。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月6日、中1週で迎えた3戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシビルノワールに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アップテンペストに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

9月7日、中2週で迎えた7戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のビギナーズカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

デビュー前

佐藤雅彦厩舎（岩手）へ入厩。

11月14日、デビュー戦は陶文峰騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

11月29日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、2歳戦の太夫黒特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったグラフィアスレディにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

デビュー前

佐藤雅彦厩舎（岩手）へ入厩。

3歳（2022年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた12戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったボサノヴァに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳M2のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のボサノヴァを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月15日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳M1の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳M1の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳M3のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンキャロルに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

9月18日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定3歳M1のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた21戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、陽月特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3三（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた24戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、ファイナルドリーム特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の小寒特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（11戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったゼットセントラルにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4月9日、中1週で迎えた27戦目は、卯月特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた28戦目は、M3の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（13戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた29戦目は、皐月特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（14戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた30戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（15戦2勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、撫子特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた32戦目は、薄暑特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（17戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったハクシンパーソナルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた33戦目は、千日草特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（18戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた34戦目は、向日葵特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（19戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルアンファンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（20戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた36戦目は、納涼特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（21戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた37戦目は、ペリドット賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で高松亮騎手（22戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で高松亮騎手（23戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた39戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマコトダイトウレンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月13日、中3週で迎えた40戦目は、宵に恋してほろ酔い賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（24戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミルヒシュトラーセをクビ差だけ差し切って久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2024年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた42戦目は、一般B2（水沢ダート850m 小雨/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユキノマツシマに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

3月25日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた44戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。