ボサノヴァ（2019年生、母ピオニエトウショウ）

ボサノヴァ（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノボジャック（当時22歳）と交配したピオニエトウショウが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハクツ牧場。2021年の金沢シンデレラカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2021年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

5月5日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた2戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエイシンヌプリに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のグレンノハナに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、中3週で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

9月7日、中7週で迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェイケイミリミリに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エムティアンジェに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定2歳戦の十月桜賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のピースイギーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスターフジサンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、エムティアンジェに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中4週で迎えた11戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルルットゥに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月17日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたマルルットゥ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳M1の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月26日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、3歳M3のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた16戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシントゥランを3/4馬身振り切って5勝目を獲得した。

9月25日、中4週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、M2の絆カップ（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定オープンのORO（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

デビュー前

齋藤雄一厩舎（岩手）へ入厩。

4歳（2023年）

3月25日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、楽天競馬のプレゼントにエントリー!特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた22戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、楽天ポイントで馬券を買おう!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフラッグアドミラルにクビ差届かず2着となった。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、スーパースプリント賞（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた24戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた25戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、ひまわりまつり特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったマナモクプニに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた26戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、ビアパーティーAiba浦河特別1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた27戦目は、日高生産連特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿岸潤一朗騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカツゲキダイリンに2馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

10月12日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、シコンノボタン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿岸潤一朗騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿岸潤一朗騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。