エムティアンジェ（2019年生、母ギリア）

エムティアンジェ（2019年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時12歳）と交配したギリアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別牧場。2021年のライデンリーダー記念(地方重賞)に勝利した他、2021年のライデンリーダー記念を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

4月22日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月8日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャローナを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイレーネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月23日、中3週で迎えた7戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボサノヴァを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエンリルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラーツィアに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

11月28日、中3週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るボサノヴァを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月30日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のアップテンペストを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

3歳（2022年）

4月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳戦の春土用特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原大河騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のリュウノガルシアをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

デビュー前

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

9月27日、デビュー戦は栗原大河騎手を鞍上に据えて、3歳地方重賞の秋の鞍オープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

10月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた13戦目は、剣ヶ峰特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原大河騎手（6戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、楽天競馬10月の特産品エントリーは本日まで!特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗原大河騎手（7戦5勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウショウデュエルに2馬身の差をつけて優勝

4歳（2023年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、桜暦特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で栗原大河騎手（8戦6勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月9日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の金沢競馬移転50周年記念（北國新聞社後援）（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で栗原大河騎手（9戦6勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月7日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞の利家盃（金沢ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で栗原大河騎手（10戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で栗原大河騎手（11戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた19戦目は、七尾港まつり賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で栗原大河騎手（12戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るガムランを別次元の末脚で半馬身差し切って優勝

8月8日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で栗原大河騎手（13戦7勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた21戦目は、金沢鼓門賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で栗原大河騎手（14戦7勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフェイマスダンディに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月8日、中3週で迎えた22戦目は、金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で栗原大河騎手（15戦8勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったクーファアチャラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2024年）

3月12日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、スマホからポイントで投票!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で栗原大河騎手（16戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフォルベルールに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。