フジノミドリ（1993年生、母フジノファンタジー）

フジノミドリ（1993年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時18歳）と交配したフジノファンタジーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月16日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月23日、中6週で迎えた3戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパークスヒカリをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフィールドプリンスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に終わった。

5月12日、中6週で迎えた13戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた14戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したセンゴクライナーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月4日、中3週で迎えた16戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエレガントピコーに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（1997年）

1月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスージークーパーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。