ダイユウドナテラ（2016年生、母サイキョウレディー）

ダイユウドナテラ（2016年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋『美しい贈りもの』の意味を持つイタリアの人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時18歳）と交配したサイキョウレディーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は幾千世牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田端牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、WingFarmから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、大友靖岐によって540万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月19日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は428kg。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

6月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したアイムソーグレイトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したキモンカラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で山田敬士騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

11月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、かんつばき賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリノオオクニヌシ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダースイルーロに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松木大地騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松木大地騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったグローバルビジネスに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松木大地騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレッドグラティアスを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松木大地騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松木大地騎手（9戦2勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松木大地騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松木大地騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のジョイフルデイズに1馬身半の差をつけて優勝

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で松木大地騎手（12戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったキングインパクトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2021年）

5月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、湖南特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた21戦目は、湖南賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェルカドにハナ差届かず2着となった。