クリノオオクニヌシ（2016年生、母クリノスペシャル）

クリノオオクニヌシ（2016年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋日本神話の神様」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したクリノスペシャルが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2019年のかんつばき賞(C2)。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2019年）

4月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月30日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスターリーパレードに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月28日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた10戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、かんつばき賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイユウドナテラをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマーブルサニーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月22日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた17戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた18戦目は、こじし座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月8日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた21戦目は、しぶやダイバーシティ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた23戦目は、とびだせ!未来の新星ジョッキー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2021年）

3月25日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月19日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月14日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた29戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、デルフィニウム賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた31戦目は、楽天競馬で岩手競馬LIVE賞（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた32戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた34戦目は、セプテンバーカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、ユーカリ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた36戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンスプリームを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた37戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、話題のスマホ乗り換え1円!賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したホワイトパスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた39戦目は、コランダム賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1五（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンボアソルチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

デビュー前

三野宮通厩舎（岩手）へ入厩。

6歳（2022年）

2月2日、中6週で迎えた41戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた42戦目は、卓球大会ひめたんカップ（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた43戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。