イブキツナミ（1990年生、母イブキセレナーデ）

イブキツナミ（1990年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のグリーンマウント（当時7歳）と交配したイブキセレナーデが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の一般C5-6。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

3月13日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、宮路洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた9戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮路洋一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナチノベルベットに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1994年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮路洋一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったモリンフールから3/4馬身差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮路洋一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月21日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮路洋一騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のイセカースルをハナ差制して勝利を手に入れた。