ゲンティアナ（2016年生、母アゼリ）

ゲンティアナ（2016年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「リンドウ(ラテン語)。花言葉は『正義と勝利を確信する』」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したアゼリが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月8日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2019年）

3月2日、中9週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

6月8日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドジェニファーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、中8週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月15日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

4歳（2020年）

2月16日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のデサフィアンテをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

3月29日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

8月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月26日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

11月29日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

5歳（2021年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月18日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（9戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた22戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6歳（2022年）

1月23日、中9週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（11戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

2022年2月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。