カシノオーブ（2010年生、母マヤノロゼッタ）

カシノオーブ（2010年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宝玉」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したマヤノロゼッタが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川隆則。戦績は、中央平地15戦0勝、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆則から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前川隆則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって262.5万円で落札された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月13日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた7戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた9戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスチールハーバーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったミキノティータイムを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のファットタイムを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

12月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた19戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

11月23日、約8か月の休み明けで迎えた20戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、神楽月特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた22戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、イルミネーション特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5歳（2015年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、おうし座特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた25戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた26戦目は、フリージア賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中純騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

4月19日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月14日、中3週で迎えた31戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。