コガネパワー（1988年生、母コガネポプラ）

コガネパワー（1988年4月30日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマグニテユード（当時13歳）と交配したコガネポプラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）コガネ。戦績は、中央平地6戦3勝。1991年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で4着に入った他、1991年の京都4歳特別(G3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミスティシュールに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

4月13日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイコンチェルトに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

5月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦2勝）。20頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、20番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入った。

6月30日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のナカノハヤテに3馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

4歳（1992年）

2月15日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた6戦目は、すばるステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。