ダンツドリーマー（2002年生、母ハッピードリーマー）

ダンツドリーマー（2002年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋空想家」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時18歳）と交配したハッピードリーマーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は伊藤牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伊藤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって640.5万円で落札された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

9月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた3戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3歳（2005年）

5月7日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた8戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた9戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したギャラクシーソードを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラッキーチャームに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシガラポイントに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツノアオバを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノオウジを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

11月20日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマツマエコジーンをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

12月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンデーローザを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナンヨータンゴを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモツェルマットを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月4日、中2週で迎えた19戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で新原健伸騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノラブパワーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で新原健伸騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で新原健伸騎手（12戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた22戦目は、立夏特別（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で新原健伸騎手（13戦6勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

6月10日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で新原健伸騎手（14戦6勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。