タガノオウジ（2002年生、母プランス）

タガノオウジ（2002年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタバスコキャット（当時11歳）と交配したプランスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方38戦9勝2着12回。主な勝ち鞍は2006年のひそ福開設1周年ありがとう特別(一般A1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、井高牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、井高牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、井高牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、八木良司によって525万円で落札された。

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月26日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3歳（2005年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月1日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

8月15日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、浅沼傑騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲンキハツラツを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた7戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は浅沼傑騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベリータウンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅沼傑騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクエマージュを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた10戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンツドリーマーに3/4馬身交わされて2着となった。

12月23日、中5週で迎えた11戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、2・3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーギャラクシーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月2日、中0週で迎えた12戦目は、3・4歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノシチーから半馬身差の2着に敗北した。

1月14日、中1週で迎えた13戦目は、3・4歳（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアドバンスベースに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、3・4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアインヘルヤルに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3・4歳（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウモトブトブに1馬身の差をつけて制した。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、3・4歳（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエムオーシャープに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月15日、中3週で迎えた17戦目は、パンジー特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったバードゥブルンからクビ差の2着に甘んじた。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、鯛網カップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた19戦目は、カーネーション特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、しょうぶ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡田祥嗣騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったインディアナガールから半馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた21戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、すずらん特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったバードゥブルンから2馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、門別町農業協同組合長賞（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、ひそ福開設1周年ありがとう特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のバードゥブルンをアタマ差制して6勝目を獲得した。

8月13日、中2週で迎えた24戦目は、ハイビスカス特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた25戦目は、福山市議会議長賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（12戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた26戦目は、スプリントカップ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバクシンオーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた27戦目は、きんもくせい特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったファニーカイザーから半馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中3週で迎えた28戦目は、カトレア特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のファニーカイザーに半馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

11月25日、中2週で迎えた29戦目は、かえで特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（16戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムオーシャープから1馬身半差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（17戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2007年）

1月3日、中2週で迎えた31戦目は、万両特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手（18戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレワンリーフに3/4馬身の差をつけて制した。

1月14日、中1週で迎えた32戦目は、寒菊特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で岡田祥嗣騎手（19戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のファニーカイザーに1馬身半の差をつけて9勝目を挙げた。

2月11日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞の椿賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡田祥嗣騎手（20戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた34戦目は、桃の花特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で岡田祥嗣騎手（21戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた35戦目は、桂浜特別（高知ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡田祥嗣騎手（22戦9勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた36戦目は、久松城賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で岡田祥嗣騎手（23戦9勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた37戦目は、日刊スポーツ賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で岡田祥嗣騎手（24戦9勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた38戦目は、青葉賞（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で岡田祥嗣騎手（25戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムオーシャープから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中2週で迎えた39戦目は、すいれん特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で岡田祥嗣騎手（26戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた40戦目は、ほうせんか特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で岡田祥嗣騎手（27戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた41戦目は、サラブレッドサマーチャレンジ（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた42戦目は、地方重賞の金杯（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた43戦目は、福山市議会議長賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。