ハイフレンドムーン（1993年生、母オオシマパレード）

ハイフレンドムーン（1993年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時10歳）と交配したオオシマパレードが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方29戦7勝2着2回。1996年の武蔵野オープンで2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

斉藤辰三厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1995年）

5月28日、デビュー戦は森川一二三騎手を鞍上に据えて、馬体重は448kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジェルワルツに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のトマムフレッシュに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリーダードリームに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のトマムフレッシュに1馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のペガサス賞（新潟(地)ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森川一二三騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキヨシンハヤテに3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

8月19日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で森川一二三騎手（5戦5勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のあざみ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったジーエムブライアンから5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中5週で迎えた9戦目は、2歳戦の東京3歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエブロスタイセイに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（1996年）

2月19日、中8週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチシスターに2馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

5月3日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラールクラウンから1馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、オータムカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた17戦目は、3歳戦のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1997年）

8月30日、約8か月半の休養明けで迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた20戦目は、ながつきステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

5歳（1998年）

2月20日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’98ベイサイドカップ（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’98スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた26戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’98グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月23日、中9週で迎えた28戦目は、郷間隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の一般A2二以下（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた31戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’98クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた33戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’98オータムカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のスターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月11日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の’98ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は的場直之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた37戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの’98ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。