ストロングジェット（2002年生、母ストロングクレイン）

ストロングジェット（2002年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジェット機。ジェット機のように速く。」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したストロングクレインが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方35戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2二三。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3歳（2005年）

3月6日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月2日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオートヘリオスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月13日、中4週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4歳（2006年）

2月24日、中8週で迎えた11戦目は、一般C2十1112（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったミシガンガールに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般C2-12 13（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオートヘリオスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、オートチカラにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月24日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノジャスティーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2007年）

2月16日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C2-14 15（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九十11（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた20戦目は、一般C2-10 11 12（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、タイフィエールにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月12日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたロイバーブレット決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2八九（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ビルダービンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハタノルビコンに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月29日、中2週で迎えた27戦目は、等々力特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったマルハチバルタバスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた29戦目は、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6歳（2008年）

2月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた30戦目は、一般C2-11 12（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（10戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた33戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月18日、中3週で迎えた34戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた35戦目は、トワイライト・マース賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリートブルーをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月4日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のセイトカイチョウに1馬身半の差をつけて優勝

8月21日、中1週で迎えた38戦目は、舞岡特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（13戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた39戦目は、権太坂特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた40戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7歳（2009年）

2月13日、約4か月半の休養明けで迎えた41戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2-16 17（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。