オウロプレット（2006年生、母サルヴァドール）

オウロプレット（2006年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ブラジルの地名。ポルトガル語で『黒い黄金』」。毛色は青鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したサルヴァドールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地17戦5勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の北総ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月31日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングヴァントを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

8月15日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルタカラッキーに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

9月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、パワーストラグルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

12月6日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャルルマーニュに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4歳（2010年）

2月20日、中7週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイノレグルスをアタマ差振り切って3勝目を収める

3月21日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた10戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

7月25日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のグラスブラストをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月16日、中9週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月11日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオメガファルコンをハナ差振り切って5勝目をゲットした。

5歳（2011年）

4月17日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、エスペランサステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

6月11日、中7週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

8月6日、中7週で迎えた17戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。