オギボニータ（1989年生、母カムイジヨー）

オギボニータ（1989年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハイセイコー（当時19歳）と交配したカムイジヨーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は馬道繁樹。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回、地方10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の’93中山ヤングジョッキーズステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

3月8日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシスティーナに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワボイヤーを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4歳（1993年）

2月6日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐久騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦2勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の’93中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のフレンチボーイを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦2勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて18着に終わった。

12月18日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5歳（1994年）

1月22日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

1月30日、連闘で迎えた16戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったカシワズスポートにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

2月18日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94グローバルカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月23日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた21戦目は、二荒賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋和宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた22戦目は、吉田一騎手を鞍上に迎えて、オールスターカップ（足利ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、あすなろ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月18日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、ばん阿賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田一騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、春待月特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1995年）

1月25日、中3週で迎えた26戦目は、チドリ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったライフセーバーから6馬身差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた27戦目は、アメジスト特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた28戦目は、足利記念（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた29戦目は、アクアマリン特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。