プラウドエンペラー（2005年生、母アドマイヤフレンド）

プラウドエンペラー（2005年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「堂々たる皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したアドマイヤフレンドが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方9戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上B3一。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンサフランに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上D1四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノバンビーノに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のシルクアンコールに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモアイに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイヴォイジャーに4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

4歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上B3一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のセトプリンスに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、イブキシャンフレンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、JRASSカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。