シンメイミヤビ（2005年生、母ドーンランサム）

シンメイミヤビ（2005年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋雅」。毛色は鹿毛。種牡馬のLangfuhr（当時13歳）と交配したドーンランサムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方23戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の十和田市まちなかツアーレース(一般C2六)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、織田芳一によって840万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

3歳（2008年）

4月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦の氷ノ山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月8日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

7月21日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月14日、中7週で迎えた6戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアラクネベガを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた12戦目は、一般C2十九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたブラックレガシー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンリューヒトーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスズクィーンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンランスタンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビューティトライにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、十和田市まちなかツアーレース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモパスカルに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、釜石まつりレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、七頭舞の里岩泉小本鮭祭りレース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイヤアジュディにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた23戦目は、北上夜曲レース（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、区界賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（12戦3勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、遠野郷しし踊りレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。