タガノエスペランサ（2003年生、母タガノスカーレット）

タガノエスペランサ（2003年6月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋希望（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したタガノスカーレットが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回、地方6戦0勝。2006年のバイオレットステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月3日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルテセウスに半馬身届かず2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトレノトマトに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中5週で迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のヤマトマリオンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3歳（2006年）

1月29日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンセイテンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月25日、中7週で迎えた10戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の樟葉特別（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

2月17日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイボーイに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

8月5日、中3週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノスローンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

12月16日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5歳（2008年）

2月23日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月10日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

6月28日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月7日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

6歳（2009年）

2月8日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月15日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5月17日、中8週で迎えた26戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月9日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2009ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7歳（2010年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月19日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた33戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、兵庫県産たまご特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月1日、中3週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた35戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8歳（2011年）

1月20日、中6週で迎えた36戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、豊岡市「城崎温泉」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月30日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた38戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、阪急高速バス特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた39戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。