マゼラン（2005年生、母ポトリザリス）
Magellan
2005.02.03
マゼラン（2005年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したポトリザリスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦5勝。主な勝ち鞍は2011年の尼崎ステークス(1600万下)。
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額6,000万円（15万×400口）で一口馬主が募集された。
角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2007年）
12月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 雨/稍重）に出走。馬体重は536kg。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
3歳（2008年）
1月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシャイニングデイに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
2月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のダイワワイルドボアを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。
5月3日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。
4歳（2009年）
6月13日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
6月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
7月19日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り 雨/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のスリーオリオンに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。
8月23日、中4週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
9月12日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。
5歳（2010年）
2月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロカンブッシュに約10馬身の大差をつけて休養明けの一戦を制した。
6歳（2011年）
6月26日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の尼崎ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダームシャを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って休養明けの一戦を制した。
7月10日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。
11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（新潟芝2000m 外回り 曇/重）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。
12月3日、中1週で迎えた14戦目は、R.ドミンゲス騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。
7歳（2012年）
1月15日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。