コスモエスプレッソ（2009年生、母ナイスカット）

コスモエスプレッソ（2009年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋濃い苦味のあるコーヒー」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時12歳）と交配したナイスカットが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方11戦4勝2着3回。2013年の新春盃オープン(地方重賞)に勝利した他、2013年のアメジストオープン(一般A1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月18日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3歳（2012年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたシゲルネーブル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のフォーチュネイトクローバー特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のベテルギウス特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月3日、中4週で迎えた14戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のキツツキ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジツリキネオに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のめじろ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアポロヴァリアントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のラヴァリーオステルに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したノゾミカイソクを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた19戦目は、デージー特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバーンバーンバーンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバーンバーンバーンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月31日、中3週で迎えた21戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミヤジメーテルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中2週で迎えた22戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。