アポロヴァリアント（2009年生、母アポロカリビアン）

アポロヴァリアント（2009年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇敢な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時9歳）と交配したアポロカリビアンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の初午特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月20日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3歳（2012年）

1月28日、中9週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のキツツキ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のめじろ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、コスモエスプレッソに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンアミューズドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた11戦目は、初霜特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオンワードチアフルを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、山羊座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったネオンオーカンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月21日、中4週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、初午特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のコウザンフォルテに2馬身半の差をつけて優勝

2月20日、中3週で迎えた14戦目は、東風特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、りょうけん座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。