コウザンフォルテ（2009年生、母アンベリール）

コウザンフォルテ（2009年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高山＋強い（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時22歳）と交配したアンベリールが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）五丸農場。戦績は、中央障害2戦0勝、地方32戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年のダイヤモンド賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、五丸農場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアエノワンピースを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカミノキセキをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2012年）

2月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C2六七八（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月29日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンパードリリーを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

4歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた12戦目は、初午特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったアポロヴァリアントにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

2月18日、中3週で迎えた13戦目は、初花月特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレーヴドアローを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

3月27日、中2週で迎えた15戦目は、うみへび座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（12戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマーティンバローズを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（13戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（14戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた18戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（15戦4勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（16戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月17日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（17戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、荒川区特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（18戦4勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた23戦目は、八潮パークタウン30周年記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（19戦4勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた24戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（20戦4勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、グラスグローリーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2014年）

1月23日、中3週で迎えた25戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（21戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、東風特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた27戦目は、黄梅賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（22戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモワッチミー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月1日、中4週で迎えた28戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（23戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のボーメックを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

4月21日、中2週で迎えた29戦目は、プレセペ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（24戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた30戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（25戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、カガヤキダンスオーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中5週で迎えた31戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（26戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

11月24日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6歳（2015年）

8月16日、約9か月の休み明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月3日、中6週で迎えた34戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムキュウコーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗れた。