コアレスブランカ（1997年生、母コアレスホワイト）

コアレスブランカ（1997年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時7歳）と交配したコアレスホワイトが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田博志。戦績は、中央平地27戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の立冬特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月6日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のピアースアローに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線に入ると、前で粘るメヒョウを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりの一戦を物にした。

11月26日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上900万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2001年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で勝浦正樹騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で勝浦正樹騎手（8戦2勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

6月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で勝浦正樹騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で勝浦正樹騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオカトラノオに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で勝浦正樹騎手（11戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で勝浦正樹騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロードウィッシュにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中9週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたヨシフサキング決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイキステラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

4月20日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクールランニングを半馬身振り切って休養明けの一戦を物にした。

5月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、最後はタイキサファリと並んで5着同着となった。

8月3日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノブレスオブリッジに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（15戦3勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月2日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（16戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフローレスラインをハナ差振り切って5勝目をゲットした。

11月23日、中2週で迎えた24戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（17戦4勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6歳（2003年）

4月20日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（18戦4勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（19戦4勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。