ビービークロス（1999年生、母エンゼルアモン）

ビービークロス（1999年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時19歳）と交配したエンゼルアモンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、中央平地16戦1勝、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

6月7日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月7日、中8週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のデイジーキッスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオミゴトデスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアグネスワールド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

9月8日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた9戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

11月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

11月24日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のアツスパーコに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月14日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4歳（2003年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

8月16日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月8日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

12月13日、中4週で迎えた19戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5歳（2004年）

1月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた22戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月29日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、みついし昆布特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた24戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。