カシノリミテッド（2008年生、母セットインモーション）

カシノリミテッド（2008年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特急」。毛色は鹿毛。種牡馬のMarju（当時20歳）と交配したセットインモーションが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2 18。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって525万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月7日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月3日、中6週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3歳（2011年）

2月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月26日、中6週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月15日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

8月14日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた8戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月29日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた14戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-40（佐賀ダート900m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C2 39（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（9戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったシルクプレイヤーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 37（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（11戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

2月4日、中2週で迎えた22戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラウンティアラに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月25日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（12戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（13戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（14戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（15戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフェブスターに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月26日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（16戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた33戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた34戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた36戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた37戦目は、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた38戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた39戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。