シュウマノチカラ（2001年生、母シーズグレイス）

シュウマノチカラ（2001年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主の孫の名＋力」。毛色は青毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時16歳）と交配したシーズグレイスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月4日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウターゼブラにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュペールサンバをハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

6月27日、中9週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2005年）

2月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、サンライズカップ（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワンダーハヤブサをクビ差振り切って久方ぶりの一戦を制した。

4月17日、中9週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったショーストッパーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5歳（2006年）

7月9日、約15か月の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハギノトリオンフォをアタマ差振り切って久しぶりの一戦を物にした。

8月5日、中3週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月18日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプライベートプランを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って4勝目をマークした。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。