ホリノセイキ（2000年生、母コマギク）

ホリノセイキ（2000年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋精機」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエアダブリン（当時9歳）と交配したコマギクが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川美子。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤川美子から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

内野健二厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2002年）

11月29日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドアルテミスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

3月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた2戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桜特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた3戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の卯月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた4戦目は、3歳戦の岩押特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸山侯彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のエクセレント特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山侯彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山侯彦騎手（6戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。18着に終わった。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のロイヤルバズーカに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2004年）

1月28日、中9週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた12戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月23日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた13戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケージースーパーオにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったサンデーハヤブサに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2005年）

6月17日、約14か月半の休み明けで迎えた16戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったマジカルエックスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中4週で迎えた17戦目は、一般C3五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のオールチャンプに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月28日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C3五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6歳（2006年）

4月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた22戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンデーハヤブサに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月31日、中4週で迎えた23戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったゴールドクリックに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシュウユウガッツに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C3十11（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月22日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた26戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったエイチエヌキングを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアヤメヒメを豪脚で3/4馬身差し切って6勝目をゲットした。

12月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7歳（2007年）

5月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。