イサミチヤフル（2002年生、母ホワイトシーガル）

イサミチヤフル（2002年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋陽気でハツラツ」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したホワイトシーガルが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方14戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C8b。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

5月22日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月24日、中8週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月21日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4歳（2006年）

6月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マンリョウハートに交わされて4馬身差の2着となった。

6月14日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、一般C11 13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドレディに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月21日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた14戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月20日、連闘で馬体重を前走から20kg絞って迎えた15戦目は、一般C8b（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテラノマリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウタンドルを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

12月1日、中4週で迎えた17戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フサイチミライに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

2月23日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、牧野裕美27歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月20日、中7週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5月31日、中5週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた21戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ファストシャラポワに交わされて5馬身差の2着となった。