カーマイン（2008年生、母スカーレットレディ）

カーマイン（2008年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「洋紅色」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したスカーレットレディが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地40戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の燧ヶ岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1億円（250万×40口）で一口馬主が募集された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したアサクサショパンに半馬身届かず2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンミズーリをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2011年）

1月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた5戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヴァーゲンザイルに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

4月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月25日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったデスペラードにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月22日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5歳（2013年）

1月5日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月10日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた20戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルテンクウに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月4日、中2週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月17日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月29日、中5週で迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月22日、中9週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったトウショウギフトにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月20日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

7月19日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた30戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた31戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7歳（2015年）

2月28日、中8週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

9月26日、約5か月半の休養明けで迎えた36戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

12月27日、約3か月の休み明けで迎えた37戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8歳（2016年）

1月23日、中3週で迎えた38戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月27日、中8週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。