アンカレッジシチー（1999年生、母コンバットシチー）

アンカレッジシチー（1999年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したコンバットシチーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方4戦1勝2着1回。2003年の七夕特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,800万円（3.5万×800口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月2日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリンガスローレルをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2003年）

3月8日、約13か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた7戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月8日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったパープルモンクに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月20日、中0週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた12戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、七夕特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバスマップに9馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月24日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（9戦2勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったスイートチャームに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2004年）

5月1日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったストロングサターンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下の六日町特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（12戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエンジェルデザイアに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（13戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（14戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。