ニューチャンピオン（1985年生、母ヒンドフラワー）

ニューチャンピオン（1985年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスピリツトスワプス（当時12歳）と交配したヒンドフラワーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）釘田ファーム。戦績は、中央平地29戦4勝2着2回。1987年の九州産3歳特別(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

7月18日、デビュー戦は西橋昇騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は418kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイチライチカラを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの九州産3歳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（1988年）

1月31日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山雄一騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の九州産4歳特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山雄一騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ジョーエスペランスに半馬身交わされて2着となった。

4月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山雄一騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康二騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4歳（1989年）

1月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山雄一騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したキタシバシンゲンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康二騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシマノラセーヌに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は横山雄一騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月11日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康二騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田島良保騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月10日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康二騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイビーサイクロンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

7月22日、中5週で迎えた21戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のイチライチカラに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月16日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

12月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本康二騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5歳（1990年）

1月6日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月21日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の東条湖特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田島良保騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は山本康二騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。