モズハリケーン（2008年生、母ウイッシュバンダム）

モズハリケーン（2008年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（地名）＋ハリケーン」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時14歳）と交配したウイッシュバンダムが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、中央障害11戦3勝。2013年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンダム牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、北側雅司によって1,732.5万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャイニーホークを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月6日、中7週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のコスモレッドアイに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のこけもも賞（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月24日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のフィリピントロフィー（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウサリマンを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

10月29日、中3週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の見附特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（2012年）

2月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

5月27日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウオオワシに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月12日、中5週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた22戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアドバンスヘイローに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月17日、中2週で迎えた24戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2013年）

3月30日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウヨウドウに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

5月25日、中7週で迎えた26戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた27戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は林満明騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。