ジンクタモンオー（1989年生、母ダンスアトホーム）

Zinc Tamon O

1989.02.18

ジンクタモンオー（1989年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のCormorant（当時15歳）と交配したダンスアトホームが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地7戦2勝。1991年の小倉3歳ステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月13日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムチカラに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のラックムゲンを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

4歳（1993年）

10月23日、約26か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた3戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた4戦目は、ハンデ戦の東京競馬場開設60周年記念ノベンバーステ（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

5歳（1994年）

10月22日、約11か月の休み明けで迎えた5戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、師走ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。