トーヨーピース（2014年生、母ドラゴンフラワー）

トーヨーピース（2014年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「屋号(東洋)+平和」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時24歳）と交配したドラゴンフラワーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2019年の清秋ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月6日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、中9週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雪/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

7月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、K.マカヴォイ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4歳（2018年）

2月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月1日、中5週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったジャズファンクから5馬身差の2着となった。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバイオンディップスに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月22日、中4週で迎えた16戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で草野太郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で草野太郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンアリストに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月1日、中5週で迎えた18戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で草野太郎騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2019年）

4月20日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で草野太郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた20戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で草野太郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた22戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

10月19日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中8週で迎えた24戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（12戦2勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2020年）

1月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝3170m 晴/稍重）に出走。鞍上は草野太郎騎手（13戦2勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた27戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は草野太郎騎手（14戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（15戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた30戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2021年）

4月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（16戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（17戦2勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に終わった。