デュークビスカス（1999年生、母スガノセカイイチ）

デュークビスカス（1999年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時14歳）と交配したスガノセカイイチが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方26戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の杉並木賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月2日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた9戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月7日、中5週で迎えた10戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーウォニングから2馬身差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた11戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、北関東リーディングジョッキーズカップ（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2003年）

1月8日、中0週で迎えた12戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は松本大寿郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のカヌマストーンに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（足利ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピリッツロードから2馬身差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は松本大寿郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカヌマストーンをクビ差制して2勝目を手にした。

3月3日、中2週で迎えた15戦目は、一般C4（足利ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大寿郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中0週で迎えた16戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大寿郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本大寿郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、れんげそう特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松本大寿郎騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードクウガから半馬身差の2着となった。

5月1日、連闘で迎えた19戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本大寿郎騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスウィンディーから2馬身半差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた20戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松本大寿郎騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた21戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松本大寿郎騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、スーパースプリント風神特別（高崎ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラゴージャスからクビ差の2着に甘んじた。

6月29日、連闘で迎えた23戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松本大寿郎騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大寿郎騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた25戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本大寿郎騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本大寿郎騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモキラメキに2馬身の差をつけて制した。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本大寿郎騎手（14戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本大寿郎騎手（15戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のロバートクイーンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月20日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本大寿郎騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた30戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で松本大寿郎騎手（17戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた31戦目は、パンジー特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松本大寿郎騎手（18戦4勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた32戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松本大寿郎騎手（19戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた33戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松本大寿郎騎手（20戦4勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた34戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ C3イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。