バルビーナ（2012年生、母ストーミーマターズ）

バルビーナ（2012年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「イタリアの人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時11歳）と交配したストーミーマターズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、下河辺牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中辻明によって939.6万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月22日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、オデッタにハナ差交わされて2着となった。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のタイキレガトゥスをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月22日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

10月4日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、サンレイクウッドに半馬身交わされて2着となった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、チーフアセスメントに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4歳（2016年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（6戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エーシンマイェスタに半馬身交わされて2着となった。

4月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に終わった。

9月11日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。