エーシンマイェスタ（2010年生、母エイシンシンシアナ）

エーシンマイェスタ（2010年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋威風堂々たる王者の風格と至高の権威（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したエイシンシンシアナが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地27戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の朱雀ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウライナーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月14日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

5月11日、中3週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したラーストチカに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月13日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナオミノユメをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2014年）

1月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦2勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンツカナリーに半馬身届かず2着となった。

2月8日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月20日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、D.ペロヴィッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ペロヴィッチ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2015年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（5戦2勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

4月18日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したテーオービックバンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2016年）

1月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

2月14日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルビーナを豪脚で半馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月1日、中4週で迎えた25戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線に入ると、前で粘るアドマイヤサブリナを異次元の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

5月28日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマサハヤドリームを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。

12月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。