ラーストチカ（2010年生、母イソノスワロー）

ラーストチカ（2010年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「燕（ロシア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したイソノスワローが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、中央平地28戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって840万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月24日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

3月16日、中2週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンセットスカイに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月11日、中3週で迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のエーシンマイェスタを3/4馬身振り切って雨下の激闘を制した。

6月9日、中3週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月27日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

4歳（2014年）

1月5日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒシガーネットをクビ差だけ差し切って制した。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4月5日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のメイショウカイドウカップ（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月20日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

5歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた19戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

2月22日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦1勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月9日、中7週で迎えた25戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。