ヒシガーネット（2010年生、母ヒシバラード）

ヒシガーネット（2010年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したヒシバラードが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月27日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアンスタンフィールに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサイモンラムセスを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月23日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の出石特別（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

7月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月5日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ラーストチカにクビ差交わされて2着となった。

1月19日、中1週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

2月8日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

4月6日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた13戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。